【調理師免許#013】調理師の役割とは…?
おはこんばんちは~
今でこそこうやって調理師免許の試験内容などに触れつつ
内容を解説(?)しているのですが、
そもそも、「調理師」って、どんな役割があるのでしょうか?
これを知っていないと、
調理師の資格を持っていても、
アルバイトスタッフとあまり変わらないと思いませんか?
ということで、今回は、
「調理師の法律と役割」を
書いていこうかなと思います。
今回も、試験形式の問題を用意していますので、
ぜひ最後までお付き合い下さい!
調理師ってなんだっけ?
そもそも調理師の資格は、
何のために作られたのでしょうか?
改めて考えてみると、
かなりあいまいな答えが返ってくるかなと思います。
僕も初めは、
「飲食店の中で、調理をする人の中で管理者等のリーダー的存在」
という、かなり大雑把なことを想定していました。
(しかもこれは食品衛生責任者に近いかも)
昭和33年に制定された「調理師法」には
「調理技術の合理的な発達を図り、
もつて国民の食生活の向上に資することを目的とする。」
(昭和三十三年 法律第百四十七号 「調理師法」第一条より引用)
と明記されています。
つまり、簡単に言うと「調理師」とは、
自身の調理のレベルを底上げしつつ、
合理的な調理技術を研究し、
食生活の向上に貢献するプロフェッショナルであるといえそうですね。
食文化との関連
調理の技術や様々な料理様式は、地域それぞれの文化、
歴史の中で受け継がれ、固有の食文化として発展してきました。
それは、現在も変わらず、時代とともに変化していきます。
調理師は、伝統的な食文化を受け継いでいくとともに、
次の世代に新しい料理様式を伝え、
新しい食文化を作り出していくことが
いま求められている一つの大きなテーマともいえます。
調理師という仕事と心得
試験に問われるということはないですが、
これらのことを心がけて仕事にあたることが
求められているといってもいいでしょう。
1、業務内容
- 調理の準備・材料の仕込みを行う
- 献立に基づいて、調理を行う
- 調理品の盛り付け、配膳を行う
- 食品の貯蔵管理、受け払いを行う
- 食器の管理を行う
- 調理設備、厨房機器の管理にあたる
- 常時、調理室の清潔保持、衛生保持にあたる
- 調理場内の仲介汚物(ゴミ)の処理を行う
- 絶えず合理的な調理技術を研究し、調理技術向上を図る
2、業務の心得
- 絶えず自己の修養に努め、調理に関する専門知識と技術を高める
- 飲食に関する基礎的な知識はすべて抑えておく
- 衛生管理に関する十分な知識を持つ
- 調理場内は常に清潔に
- 体は常に清潔にし、身支度を整える
- 月に1回は健康診断と検便を忘れずに
- 日頃の健康管理に気を付け、不摂生をしない
- 調理の専門技術者という誇りを持つ
- 自信をもって調理をする
- 科学的根拠のない調理をしない
いきなり全部は難しいかもしれませんが、
最終的に全部できるように意識できると、
より調理師として輝ける仕事人になれるかもしれませんね。
まとめ
調理師とは
自身の調理のレベルを底上げしつつ、
合理的な調理技術を研究し、
食生活の向上に貢献するプロフェッショナルである
いかがでしょうか?
これだけ書いておいてまとめ1つだけかよ!!
って思った方、その通りです(;^ω^)
言いたいことのほとんどが、ここに入ってしまっていて、
そのほかに何を付け加えても内容がかぶってしまいました(;^ω^)
まだまだまとめ方が下手ですね、僕…
ということで、今回はここまで!
この下にオリジナル問題を作りましたので、
最後に問いてみてください!
またね~(^^)/
【試験形式の問題にチャレンジ!】
問 調理師法が制定され、施行された年として、
正しいものは次のうちどれか。
1)昭和33年
2)昭和44年
3)昭和55年
4)平成3年
正解は次の記事で!
前回の正解は 2)でした!
合っていましたか?
0コメント