【調理師免許#022】栄養素⑤ビタミン
おはこんばんちは〜
お久しぶりです!
ビタミンとは
単体ではエネルギーや体の組織のもとにはならない有機化合物。
体内の代謝を円滑に進める大切な栄養素。
体内で生成できるものもあるが、ほとんどは食物から摂取しなければならない。
また、ほとんどは外部の光や熱などに影響されやすく、注意が必要。
ビタミンの種類と特徴
脂溶性ビタミン
ビタミンA(レチノール)
レバー、うなぎ、牛乳、バター、チーズ、緑黄色野菜に含まれる。
皮膚や粘膜、視力を保つ。成長をうながし、抗がん作用もある。
欠乏すると夜盲症、眼炎、発育不良が起こる。
ビタミンD
肝油、レバー、イワシ、かつお、マグロきのこ類に含まれる。
小腸でカルシウムとリンの吸収補助。太陽光にあたると、皮膚に生成される。
欠乏すると小児ではくる病、大人では骨がもろくなる。
ビタミンE
穀物、胚芽油、綿実油、緑黄色野菜、豆類、卵黄に含まれる。
必須脂肪酸や、ビタミンA、カロテンの酸化を防ぐ。老化防止にも。
欠乏すると歩行不調や位置感覚障害などが起こりやすくなる。
ビタミンK
緑黄色野菜、海藻類、豆類などに含まれる。腸内細菌からも生成できる。
血液凝固に必要なプロトロンビンの生成に必要。
欠乏すると血液凝固に時間がかかる。
水溶性ビタミン
ビタミンB1
豚肉、胚芽、レバー、豆類、緑黄色野菜に含まれる。
炭水化物の代謝に利用。消化液の分泌を促進したり、神経作用の調整をする。
欠乏すると脚気、神経炎、むくみ、倦怠感(だるさ)、心臓肥大などが起こる。
ビタミンB2
レバー、卵、牛乳、緑黄色野菜、胚芽、肉類に含まれる。
アミノ酸、脂質、炭水化物の代謝に関係する。発育に不可欠なビタミン。
欠乏すると発育不良、口角炎などが起こる。
ビタミンB6
レバー、肉類、魚介類、卵、牛乳に含まれる。
アミノ酸の代謝に関係。皮膚を健康に保つ役割も果たす。
欠乏すると皮膚炎、貧血、けいれんを起こす。
ビタミンB12
レバー、肉類、魚介類、チーズ、卵に含まれる。
造血作用、タンパク質や核酸の生成に必要。
欠乏すると悪性貧血を起こす。
ビタミンC
果実、野菜、いも類に含まれる。
コラーゲンの合成、毛細血管や歯、軟骨、結合組織を健全に保つ。
欠乏すると壊血病、皮下出血、貧血、成長不良などが起こる。
ナイアシン
レバー、肉類、魚介類、豆類に含まれる。
補酵素の成分となり、炭水化物の代謝に関係している。
欠乏すると口舌炎、胃腸炎、皮膚炎、精神症状が起こる。
パントテン酸
肉類、魚介類、酵母、レバーに含まれる。
炭水化物、脂質、タンパク質の代謝に関係している。
欠乏すると成長不良、めまい、頭痛、副腎障害、足の痛みが起こる。
葉酸
レバー、卵黄、肉類、牛乳、豆類、酵母、緑黄色野菜に含まれる。
アミノ酸の生成や、造血作用に必要とされる。
欠乏すると悪性貧血を起こす。
ビオチン
レバー、牛乳、豆類、酵母に含まれる。
脂質の合成、アミノ酸や糖質の代謝に関係している。
欠乏すると皮膚炎を起こす。
各ビタミンの弱点
まとめ
ビタミンとは
体内の代謝を円滑に進める大切な栄養素。
ほとんどは食物から摂取しなければならない。
外部の光や熱などに影響されやすく、注意が必要。
ビタミンの種類と特徴
脂溶性ビタミン、水溶性ビタミンに大別でき、
脂溶性ビタミンは、A、D、E、Kの4種。
ほかは全部水溶性と覚えるのが早い!
より多くのビタミンを含む
レバー、肉類、緑黄色野菜は覚えておくと吉♪
各ビタミンの弱点は画像を丸暗記するしかないかも…
いい覚え方があれば教えてください…
ということで、ビタミンについて書いていきました!
久々に書いたので、かなり疲れました(;^ω^)
覚えることがかなり多いですが、
今は全部覚える必要はないです。
過去問題を解いていきながら、
じっくり覚えていきましょう!
では、またね~(^^)/
【試験形式の問題に挑戦!】
問
以下のビタミンに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- )ビタミンAは水溶性ビタミンであり、抗がん作用があるビタミンである。欠乏すると、夜盲症、眼炎などが起こりやすくなる。
- )ビタミンCは脂溶性ビタミンであり、レバー、マグロなどに含まれる。欠乏すると、骨がもろくなり、骨折などのリスクが高まる。
- )水溶性ビタミンはビタミンA、D、E、Kの4種である。
- )ビタミンB1は水溶性ビタミンであり、豚肉や胚芽などに含まれる。これが欠乏すると、むくみや倦怠感、心臓肥大などが起こる。
今回はちょっと難しくなってます!
答えは次回の記事で!
前回の答えは 2. ) でした!
合っていましたか??
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