【調理師免許 #006】3つの主な食事法
食事の方法には、大きく分けて3種類あります。
- 手食
- ナイフ・フォーク
- はし
手食
手で食べる習慣は、
アフリカや中南米の先住民、
イスラム教徒とヒンズー教徒を中心とする
インドや東南アジア、西アジアの
人々の間で使われています。
料理にアツアツのものはなく、
食事の前後に手を洗う習慣があります。
イスラム教圏・ヒンズー教圏では、
食事に使うのは右手の親指・人差し指・中指だけで、
左手は不浄なものとされています。
ナイフ・フォーク
古代ローマの人々は、5本の指を使って食事をしていました。
ナイフ・フォーク・スプーンが取り入れられたのは、
16世紀ごろのイタリアやスペイン。
ナイフ・フォークがフランスに伝わったのは、
1533年、イタリアのメディチ家のカトリーヌ姫が
フランス国王に嫁いだのがきっかけです。
(同時にイタリア料理も伝わりました。)
この当時は、料理を取り分けるだけにとどまり、
食事の方法は手で食べる方法でした。
17世紀にスプーンも伝来し、
18世紀には、各々に盛り分けて提供されるようになり、
カトラリーも同時に置かれるようになった。
カトラリーが庶民に広まったのは
19世紀になってからのお話。
ナイフ・フォークを使う国は
ヨーロッパ、南北アメリカ、ロシア など。
はし
はし文化は中国大陸の華北平原一体で生まれた「漢文化」。
稲作・米飯文化と結びついて東アジア全域に広まりました。
同じはし文化でも箸とスプーンがセットで使われることが多く、
使い方は地域によりさまざまに変化。
日本にもはしとスプーンが同時に伝わり、
一緒に使われていましたが、
次第にはしだけが使われるようになり、
平安時代に庶民に伝わるまでには、
スプーン(さじ)の存在は忘れられました。
はしを使う文化を持つ国は、
日本、中国、朝鮮半島、ベトナム など。
まとめ
食事の方法は大きく3つ。
- 手食
- ナイフ・フォーク
- はし
指を使って食事をするため、熱い料理はない。
イスラム教圏とヒンズー教圏では、
右手の親指・人差し指・中指のみを食事で使う。
主にインドやアフリカ、西アジア、東南アジア など。
【ナイフ・フォーク】
16世紀のイタリアやスペインで使いはじめ、
1533年にフランスへ伝わる。
主にヨーロッパ、南北アメリカ、ロシア など。
【はし】
中国・華北平原一帯で発祥したとされる漢文化。
日本にも稲作・米飯文化と一緒に伝わる。
主に日本、中国、朝鮮半島、ベトナム など。
カンタンにまとめたつもりですが、
まとまったのかどうかすら怪しい気が…
僕の言語力ではこれが限界…(笑)
日本語も勉強せねば…(^^;)
では、また次回~(^^)♪
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