【調理師免許#008】豪快料理と地域の味
おはこんばんちは~
突然ですが、
中国料理に、あなたはどんなイメージがありますか?
僕は、とにかく「豪快!」というイメージです。
同じ方はいらっしゃるのでしょうか?
中には、「辛い」とか、「甘い」とか、
味に関するイメージも多いのではないでしょうか。
今回は、そんな中国料理について、
自分なりに調べて、まとめてみました。
僕も知らないことがあり、勉強になったので、
ぜひ最後までお付き合いください!
中国料理の歴史と背景
中国、というと、「四千年の歴史」とか耳にしますね。
古来から異なる民族が共存し、激しく交錯・衝突してきました。
王朝交代が多く、食文化も常に変化していきます。
そんな中で生まれた中国料理。
互いに異なる民族同士の料理文化がミックスされた食文化として
現代まで一つの料理ジャンルとして受け入れられました。
元代(1271~1368)には、
多くの料理文化が流入していき、多種多様に。
この時には現在の調理法がほぼ完成しました。
清代中期(18世紀)ごろには、フカヒレ料理が広まり、
袁枚の「随園食単」という料理本にも紹介されています。
中国料理の特徴
保存食に加工して運んだり、乾燥食材にしたりと、
保存に関する技術が発達。
そのため、ツバメの巣やフカヒレという
特殊な食材量を生み出すに至った。
また、食材の利用も全く無駄がなく、
豚の腎臓、鶏のとさか、アヒルの舌も
食材として利用する。
野菜+肉、野菜+魚という組み合わせで調理するのも
中華料理の特徴の一つ。
調味料が多く、有名なものでは
豆板醤や甜麺醤など、料理によって使い分ける。
油を多く使い、使い方は世界一発達しているといわれている。
中国では、「医食同源」という思想があり、
「全ての食材には、薬としての効能がある」という意味がある。
この思想をもとに確立した料理に、薬膳料理がある。
さまざまな味付け
地域によって、味付けも様々。
大雑把に区分けした時の味の特徴をまとめた言葉に、
「北鹹・東酸・西辣・南淡」という言葉がある。
これは、
「北は塩辛い、東は酸っぱい、西は辛い、南は甘い」
という意味。
詳しく見ていくと、
・北京料理
北方系=塩辛い味付け。
乾燥地で冬は寒いため、
小麦粉や豆製品を中心に、ねぎ・ニンニクを使う。
代表的な料理に、北京ダッグや肉みそそばなど。
・上海料理
東方系=酸っぱい味付け。
温暖な気候で海産物に恵まれる地域。
酢や酒の醸造技術も発達し、紹興酒の本場でもある。
代表的な料理に、豚バラの角煮など。
・四川料理
西方系=辛い味付け。
海から遠く離れた山岳地帯で、山の産物に恵まれる。
陸地のど真ん中なので、冬の寒さも厳しい。
代表的な料理に、麻婆豆腐、回鍋肉、担々麺など。
・広東料理
南方形=甘い味付け。
気温が高く、降水量も多いため、二毛作ができる。
海にも近く、海産物にも恵まれている。
代表的な料理に、酢豚、飲茶、点心など。
まとめ
・中華料理とは、
互いに異なる民族同士の料理文化がミックスされた食文化
・内陸部では、保存に関する技術が発達。
・油の使い方は世界一。
・すべての食材は薬の効能があるとする「医食同源」の思想
・味付けの分布「北鹹・東酸・西辣・南淡」
北京料理:塩辛い味付け
上海料理:酸っぱい味付け
四川料理:辛い味付け
広東料理:甘い味付け
覚えることが多い気がする…
試験で問われそうな部分をまとめてみましたが、
これでもまだ多い気がします…
地域と味付けがまだ頭の中で一致していません(笑)
試験が近いのに…覚えられるのかな…?
ということで今回はここまで!
またね~(^^)/
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